診療内容

むし歯治療

当院のむし歯治療の考え方

歯が痛むときや、詰め物やかぶせ物が取れてしまったとき、入れ歯が壊れてしまったときなど、ご相談ください。あなたのご希望やお悩みに応じて、相談しながら治療方法を考え、ご納得いただける治療をいたします。また当院では、なるべく痛くない、なるべく歯を抜かない治療を心がけています。

むし歯ができるしくみ

食べ物を食べると、残りかすが歯にくっつきます。そのかすの中にある糖分を細菌が分解して歯垢を作ります。その歯垢が酸を作り出して歯を溶かしてしまいます。これがむし歯の始まり。
歯垢はプラークとも呼ばれ、食べ物の残りかすそのものではなく、口の中で増殖した細菌のことを指します。口の中に住む細菌の種類はとても多く、糊のようなもので歯の表面に付着して増殖を繰り返していきます。
また、飲食物を口にすると口の中が酸性になり、そのたびに歯のカルシウム分が少しずつ抜けていきます。通常は唾液の力でこの酸が中和されて、抜け出したカルシウム(とリン酸)が再び歯の中にしみこんで修復されます。これが再石灰化と呼ばれる現象です。
一日に何度も甘いものを食べたり飲んだりしていると、再石灰化のスピードが、抜けていくカルシウムの量に追いつくことができなくて、むし歯へと進行していきます。
むし歯は怪我や風邪などとは違って自然に治ることがなく、放っておくとどんどん進行してひどくなってしまいます。そのため、むし歯になってしまったところは削って、詰め物やかぶせ物を入れる治療をすることになります。でも、なるべく自分の歯は削りたくはないですよね?
もうできてしまったむし歯は治療するしかありませんが、これ以上むし歯が悪くならないように、そしてこれ以上むし歯の歯が増えてしまわないように、お口の中の衛生管理をしっかりと行っていきましょう。

むし歯の進み方

学校の歯科検診などで、歯医者さんが歯を見ながら「C1」とか「C2」とか言っていたのを覚えていますか?
ご存知の方も多いと思いますが、あれはむし歯の進行具合のことです。ちなみに「C」は「カリエス:caries」の略で、英語で「むし歯」の意味です。専門的には、日本語でむし歯のことを「齲蝕(うしょく)」と言います。
むし歯は、程度によって4段階に分けられています。

「C0」脱灰(だっかい)

自覚症状は全くありませんが、歯医者さんに行けば見つけてもらえます。
この段階のむし歯の場合、歯を削らなくても、大抵は歯磨きやフッ素を利用することで治すことができます。

「C1」歯の表面(エナメル質)のむし歯

歯の表面をおおっているエナメル質が溶けている状態です。黒い着色や白い斑点がありますが、自分で見つけるのは難しいです。痛みはあまり感じませんが、舌で触るとザラザラして、歯の表面が白くにごっています。むし歯になっている歯の表面を削って詰めるだけの治療になるので、痛みもなく簡単に治すことができます。

「C2」歯の中(象牙質)のむし歯

歯の中の象牙質まで進んでしまったむし歯です。噛むと痛かったり、冷たいものや甘いものが歯にしみるといった自覚症状が出てきます。痛みを伴う場合は麻酔を打ってから治療することがありますが、この段階でも基本的にむし歯を削って詰めるだけなので、通院回数もそう多くなく治すことができます。

「C3」神経まで達したむし歯

歯の中の象牙質からさらに奥の神経(歯髄:しずい)近くまで進んでしまったむし歯です。冷たいものよりも熱いものがしみるようになります。炎症を起こして 神経が圧迫されるため、ズキズキ痛みます。神経を取る治療(根幹治療:こんかんちりょう)が必要になると、通院回数も多くなります。

「C4」歯の根まで進行したむし歯

歯の頭の部分(歯冠部:しかんぶ)がなくなって、ボロボロの歯の根の部分(歯根:しこん)だけが残ります。神経(歯髄:しずい)が死んでしまっているので、痛みを感じることはあまりありません。歯の根元に膿がたまっていると、あごの骨に細菌が感染する場合もあります。最悪、歯を抜くことになりますが、歯の状況によっては抜かずに歯を残せる場合もあります。
それぞれの段階における治療方法は、むし歯の細かい進行状況と、治療する歯医者さんによって変わってきます。早い段階であれば、治療にかかる時間・お金・精神的な負担が軽くて済みます。
あなた自身の大切な歯ですから、定期健診をして歯の健康を保ってくださいね。

むし歯になる条件

むし歯になる原因をいろいろ挙げることはできますが、そのうちの一つの原因によってむし歯になるというよりは、いくつもの条件が重なってむし歯になることがほとんどです。
むし歯のなりやすさ・なりにくさに関係していると言われるものをいくつか挙げてみます。

唾液の分泌量
唾液の酸を中和する能力
フッ素を利用しているかどうか
歯の質
歯の形
歯並び
全身疾患があるかどうか(特に口腔内乾燥症、口呼吸、糖尿病)

喫煙しているかどうか
口の中の清掃状態
プラークの蓄積量
食事の内容
食事の回数
口の中の細菌の数と量

などなど。いろいろありますね。
歯の研究や技術は日々進歩していますから、こうして書いている間にも新しい理論や方法が生まれているかもしれません。
むし歯のなりやすさ・なりにくさに関係していると言われるものを挙げてみると、大まかに、先天的な要素と後天的な要素に分けることができると思います。
先天的な要素にもともと恵まれている人はうらやましい限りですが、仮にそういった要素に恵まれていなくても、日常生活を改めることで、むし歯を予防することができるのではないでしょうか。
むし歯になる条件をチェックしてみることが、むし歯の予防につながります。
あなたも、自分の口の中や生活習慣をチェックしてみましょう!

歯周病治療

歯槽膿漏と歯周病ってちがうの?

歯槽膿漏(しそうのうろう)は、歯周病の症状の一つです。歯槽膿漏=(イコール)歯周病と捉えられることも多いようですが、厳密には歯周病は、細菌によって引き起こされる歯や歯ぐきの病気である「歯肉炎」と「歯周炎」の総称です。病名としては歯周病が正解です。
日本人の場合、歯肉炎は10~20代前半ですでに60%のかたがかかっているといわれ、50才代でおおよそ80%の人がかかっているといわれるほど、多くの方が悩んでいる歯の病気です。だれもがかかっている病気だからといって軽視していると最後には取り返しのつかないことになってしまう怖い病気で す。
歯周病は予防できます。また、早期発見、早期治療がもっとも大切なキーポイントとなりますから、歯が痛くなくても、半年に一回は診察したほうがいいと言われています。(健康な歯と歯ぐきであれば、定期検診は痛くもなんともない、むしろリラックスできる癒しの場となるはずです。)

歯周病の原因

歯周病の原因は、お口の中にいる細菌です。さらにその中で、歯周病菌と呼ばれる菌が歯周病の原因となっています。むし歯菌も歯周病菌も、歯垢(プラーク)と呼ばれるネバネバした細菌のかたまりの中にすんでいます。ネバネバしているので、いろんな細菌がくっつきやすくなっています。(とりもちみたいですね。)
さらにネバネバした歯垢が石灰化して硬くなると、歯石と呼ばれるようになります。この歯石の表面はザラザラしているので、そこにも歯垢がつきやすくなります。歯垢の段階なら歯ブラシでこすれば取れるのですが、歯石になってしまうと歯ブラシでは取れませんので、歯医者さんで除去するようになります。
歯周病にならないためには、口の中の細菌を減らせばいいわけで、むし歯と同じく、やはり歯ブラシできちんと歯を磨くのが有効なのですが、歯周病になるのにはこれ以外にもいくつか原因があると言われています。

歯周病の原因1…喫煙

タバコを吸うと、血管が収縮して血流が悪くなるので、歯周病が進みやすくなると言われています。

歯周病の原因2…糖尿病

体の抵抗力が低下するため、歯周病も悪化することがあると言われています。

歯周病の原因3…女性ホルモンの変化

思春期や妊娠したとき、あるいは更年期など、女性ホルモンが急激に変化するときに、ホルモンの影響で歯周病になりやすくなると言われています。

歯周病の原因4…ストレス

ストレスによる歯ぎしりや、ストレスによる体の抵抗力の低下などにより、歯周病になりやすくなると言われています。

歯周病の原因5…食生活の乱れ

柔らかいものや甘いものばかり食べていたり、ダラダラと飲食し続けていると、歯垢ができやすくなります。また、栄養が偏ると、体の抵抗力が低下して歯周病になりやすくなります。

歯周病の原因6…歯並びの悪さ

歯みがきをしても、毛先が行き届かないところにだけ歯垢がついたままになってしまうことがあります。

歯周病の原因7…口呼吸

口呼吸の弊害はいろいろなところで挙げられているようですが、口の中が乾燥するため、歯周病にもなりやすくなると言われています。
こうしてみると、自分で気をつけられそうな項目がたくさんありますね。歯だけでなく全身の健康を守るためにも、自分自身の食生活や嗜好、癖などを見直して、正しい歯みがき生活をしましょう!

歯周病の予防方法

歯周病にならないために、あるいは歯周病をこれ以上進行させないために、何をしたらいいのでしょうか?
先ほど書きましたように、歯周病の原因は歯垢の中にいる細菌です。細菌が減れば歯周病になる可能性も低くなります。細菌を減らすには、歯垢を取り除くことが大切です。歯垢がなくなれば、歯周病だけではなく、むし歯になる可能性もグッと低くなります。(一石二鳥ですね)
歯垢を取り除く方法、それは正しい歯みがきをすることです。
「え。毎日歯みがきしてますけど…。」
とおっしゃる方も多いと思いますが、それでもむし歯や歯周病が減らないのはなぜだと思いますか?
それは、きちんと(正しく)歯をみがけていないからに他なりません。
歯をちゃんとみがこうと思うと、意外と神経を使います。慣れの問題だと思いますが、鏡を見てじっくりゆっくりみがきながら、正しい歯みがきを体感してください。磨きあがった後の口の中は、清潔感いっぱいで本当に気持ちいいです。当院でもブラッシング指導をしていますので、ぜひ受けてみてください。
また、生活習慣を改善することも大切です。
先に書いた歯周病の原因となるものを一つずつ取り除いていってみてください。
細菌が原因だと分かっているのですから、その細菌(のかたまりである歯垢)を取り除くこと、そして、自分の体そのものを健康に保って、細菌に負けない状態にすることが大切です。
歯周病をきっかけに、あなた自身の生活や健康をぜひ見直してみてくださいね。

歯周病の治療法

今なってしまっている歯周病は、正しい歯みがきや生活改善でその進行を止める、あるいは遅らせることができても、根本的には治癒しません。ひどい歯周病になってしまったら、歯医者さんで治療してもらう必要があります。当院では、歯周病の患者さまには以下のような治療を行ないます。

応急処置

応急処置が必要な場合には行ないます。歯肉が腫れている場合には、腫れている部分を切って膿を出すことがあります。

ブラッシング指導(プラーク・コントロール)

的確に歯垢を取り除くための、正しい歯みがきの仕方をお教えします。(ブラッシング指導と呼びます。)新しい歯ブラシをお渡ししますので、歯科衛生士と並んで一緒に歯みがきをします。

歯石除去(スケーリング)

歯垢が石灰化してかたまってしまった歯石は、プロが取り除くのが、一番安全で確実です。むし歯や歯周病の温床となってしまうので、歯石があったらすみやかに取り除きましょう。

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

目に見えない部分(歯ぐきと歯の境目=歯周ポケットの奥)に歯石がある場合は、局所麻酔をして歯石を除去します。歯垢や歯石によって汚くなった病気のセメント質も除去して、ツルツル・ピカピカに仕上げます。

歯周外科手術

歯石を除去したりしても歯周病が治りきらない場合は、歯周外科手術をします。歯肉を切って歯槽骨からはがし、こびりついて取れなかった歯石を除去してツルツル・ピカピカにします。

メンテナンス

歯周病は、歯医者さんでの治療が終わってからが大事です。せっかく取り戻した健康を維持しましょう。毎日の正しい歯みがきと規則正しい生活、定期検診が必要です。
こうして見ると、症状が軽いうちは時間もお金もかけずに治すことができますが、症状が重くなると時間もお金もだいぶかかってしまいます。時間もお金 も大切ですが、他ならないあなた自身の大切な体のことですから、自分でできるお手入れは毎日自分でやって、数ヶ月に一度の定期検診でチェックしましょう!

小児歯科

小児歯科について

食生活や環境の変化にともなって顎が小さくなったせいだとも言われますが、最近、歯並びやかみ合わせが悪いこどもが非常に多くなってきています。
日本人は歯並びの悪さをあまり気にしないと言われていますが、見た目の問題だけではありません。歯並びが悪いとむし歯や歯周病になる危険性が高くなりますし、かみ合わせが悪いと食べ物がうまくかめず、ごはんをおいしく食べられません。また、笑顔に自信がない、人前で笑えないなどのストレスを感じることもあります。
実は、歯並びの悪さやかみ合わせは、お父さんやお母さんが気をつけてあげることで、ひどくならずに済む場合もあるのです。子供の歯も、予防が大事です。子供の一生に関わる問題であり、お父さんやお母さんでなければしてあげられないことですから、ぜひ、お子さんの歯を守ってあげてください。

3つのポイント

当院の小児歯科では、以下の3つについて重点的に診療しています。
1.まず、徹底的に予防をします。
2.もしむし歯になってしまったら、小さいうちに適切に治療します。
3.むし歯になりにくくなるように、歯並びやかみ合わせの治療もします。
小児の虫歯予防のポイントは、お父さんとお母さんです。乳児から幼児の間に、むし歯の原因菌であるミュータンス菌が家族から赤ちゃんに感染してしまうと、その子は一生ミュータンス菌が口の中にすみついてしまいます。
つまり、乳児から幼児の間にミュータンス菌を増やすことなく過ごすことができて、さらにきちんと歯みがきができるようになれば、むし歯になりにくいお口の状態のまま成長できるということです。

「乳歯は永久歯に生え変わるから、むし歯になっても大丈夫!」この考えは大間違いです!

お子さんの歯がむし歯になっても、「まだ乳歯だし、いずれ永久歯に生え変わるから、むし歯になっても大丈夫だろう」と、お子さんのむし歯をまったく気にしなかったり、放ったままにしてしまうお父さんお母さんがいます。
でも、1本1本の乳歯の下には永久歯もうちゃんと存在していて、大きな意義をもっています。
乳歯を虫歯にしてしまうと・・・
・乳歯が大きく崩壊したり、自然に永久歯に生え変わる時期よりも早く抜けてしまうと、隣の歯が倒れて(寄って)きて、永久歯の生えるスペースを奪ってしまうことがあります。そうなると、後から永久歯が生えてこれなくなったり、変な位置に生えて…など、歯並びが悪くなってしまいます。
・乳歯が大きなむし歯になると、その下の永久歯の質が弱くなって、一生むし歯で苦労することがあります。
お子さん自身は、むし歯のこわさやその苦労を知りません。大切なお子さんにあの苦労をさせないように、お父さんやお母さんが、お子さんの歯を守ってあげてください。

小児歯科の治療方法

できるだけむし歯にならないように、むし歯の苦労を今の子供たちにさせないように、当院では徹底した予防治療を心がけていますが、もしもむし歯になってしまった場合には、大人と同じように治療を行ないます。
そのために、できるだけ痛くない治療を心がけています。3歳を過ぎれば泣く子はほとんどいませんし、押さえつけたり大声で叱ったりしながらの治療も一切しません(当然のことです)。
「なぜこの治療をするか」「どういう治療をするか」をお子さんに理解してもらい、治療は痛くない、こわくないと分かってもらえれば、大人と同じむし歯治療ができます。
むしろお父さんお母さんが、「子供がちゃんと理解できるかしら」「どうせ説明しても分からないから…」と思っていることの方が多いのですが、お子さんでも、3歳を過ぎると、しっかりと説明すればそれを子供なりにきちんと理解して、大人と同じように治療することができます。

審美歯科治療

以前は、むし歯の治療をするのが歯科医院の役割と考えられていましたが、最近では、「審美(しんび)歯科治療」という、歯の見た目をきれいにすることを目的とした歯科治療が行なわれるようになってきました。
審美歯科治療では、歯の形や色などを美しく整える治療をします。
テレビや雑誌などでも「審美歯科」という言葉を耳にしたり目にするようになりましたが、美容だけを目的として、短期間で歯を白くして、歯の形も歯並びもきれいになる、という認識しか持っていない方もいらっしゃいます。
審美歯科治療は、あくまでも「治療」です。
歯の「噛む」という機能が最優先です。
今がとりあえずきれいになればいい、という考え方ではなく、10年後も20年後も50年後も、きちんと噛める歯であることが一番大切なのです。
一時的な見た目の美しさだけを求めると、歯の機能を失わせるような治療を行なってしまわないとも限りません。(それはもはや、「治療」ではありません。)
審美歯科治療においても、歯の土台となる歯ぐきの健康が非常に大切ですし、むし歯にきれいな歯をかぶせただけでは、見た目はきれいになっても大きな問題が残されていることは分かっていただけると思います。
ですから当院では、単に歯を白くきれいにする治療ではなく、歯や歯ぐきを健康にして歯の機能を回復した上で、見た目も美しくして、心身ともに快適な生活を送っていただくことを、審美歯科治療の目的としています。

セラミック治療

「セラミック」(陶材)は、詰め物やかぶせ物に使われる、歯科材料の名前です。白い色の歯科材料で、強度があるので奥歯にも使うことができます。
むし歯の治療をしたとき、昔はそこに金属を詰めるのが一般的でした。また、前歯に隙間があるときや欠けてしまったときの治療方法が、大掛かりなものになってしまうか、あるいはなにもしないで放っておくかのどちらかでした。
口をあけたときに銀歯が見えるのが恥ずかしい、笑顔を人に見せたくない、就職活動や面接、営業などでいい印象を与えたい、自分に自信をもちたいという方が増え、セラミックで歯を修復したいと希望される方が増えてきました。

セラミック治療の種類

セラミック治療には色々な種類があります。

1.歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける方法

前歯に隙間がある場合…隙間のないようにセラミックをつけ爪のように貼り付けます。
先天的な問題で歯が変色していたり、歯の表面がでこぼこしている場合…薄いセラミックを貼り付けて、見た目をきれいにします。
事故などで歯の一部が欠けてしまった場合…セラミックを歯の形に整えて貼り付けます。

2.歯の一部分にセラミックを詰める方法

むし歯の治療をした部分の詰め物(インレー)を、金属(アマルガムなど)やレジン(プラスチック素材)から白いセラミックに変えます。

3.歯全体にセラミックをかぶせる方法

神経を抜いた歯のかぶせ物(クラウン)を金属から白いセラミックに変えたり、古い差し歯を取り替えるときにセラミックを選択される場合もあります。支台 (コア)の部分に金属を使う方法と、支台にもセラミックを使う方法がありますが、後者を「オールセラミッククラウン」と呼びます。

セラミックのメリット

セラミックにはたくさんのメリットがありますので、ご紹介します。

体に優しい素材です

セラミックは、生体親和性のある体に優しい素材です。
歯科素材は、かたすぎるとかみ合わせる歯が磨り減っていってしまいますし、やわらかすぎると、歯科素材自体が磨り減っていってしまいます。セラミックは歯に近いかたさなので、かみ合わせの歯を痛めません。

金属アレルギーの心配がありません

セラミックには金属が含まれませんので、金属アレルギーの患者さんにも安心な歯科材料です。

色や形を自由に調節できます

セラミックは、色や形を自由に調節することができます。あなたの歯の色に合う自然な色合いから、輝く真っ白い色まで、自由に選ぶことができます。また、丸みを帯びた女性らしい形や、きちんとしたイメージのシャープな形など、好みの形に仕上げて治療することができます。

自然な仕上がりです

セラミックの最大の特長は、歯に近い白さを再現できる、ということです。他の歯科材料は主に金属で、治療をしたところが誰の目にもすぐに分かってしまいました。セラミックは、天然の歯に最も近い色を再現できます。目に見える部分だけをセラミックで白くするのではなく、例えばオールセラミック治療の場合、裏側まで全てセラミックを用いるため、透過性という点でも、天然の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。

変色、黄ばみや、臭いの付着がありません

セラミックは、レジン(プラスチック)と違って、年月が経ってもほとんど色に変化がありません。レジンは、通常2年くらい経つと変色や黄ばみ、においの付着がおこりますが、セラミックは黄ばむこともなく、においがついてしまうこともありません。

歯ぐきが変色しません

金属のかぶせ物をかぶせると、口の中で金属が腐食して色素が沈着し、歯ぐきや歯が黒ずんできてしまうことがよくあります。セラミックは腐食しませんので、歯ぐきや歯が黒くなってしまうことがありません。

長持ちします

セラミックは耐久性に優れていて、非常に高い強度をもった歯科材料です。そのため、欠けてしまったり、すり減ることがほとんどなく、長持ちします。

セラミックのデメリット

残念ながら、セラミックにもデメリットがあります。

保険が適用されません。

保険が適用されませんので、他の歯科材料に比べて高価です。

かみ合わせの調節が必要な場合があります。

1本の歯をセラミックに変えるだけでも、口全体のかみ合わせの調整を行なう場合があります。せっかくセラミックの歯科材料を入れても、「噛む」ために歯が機能しないのでは意味がありませんので、ご理解ください。

ホワイトニング

ホワイトニングとは

ホワイトニングは、歯の表面に付着した色素だけを落とすのではなく、歯の表面を傷つけることなく歯の中にある色素を分解して歯の明るさを上げて白くしていくのです。
歯の表面の汚れを落とした後、ホワイトニング剤を歯の表面に塗ります。これにハロゲンライトやレーザー、プラズマライトなどを当ててこのホワイトニング剤を活性化させ、歯の中にある色素を分解していきます。
以前は、歯を白くしたいときには、歯の表面を薄く削ってセラミックを被せる方法しかありませんでしたが、ホワイトニングの技術が発達したおかげで、自分の歯を白くすることができるようになりました。
ホワイトニングの効果は、個人差がかなりあります。生まれつき歯の色が濃い人は、ホワイトニングの効果が低くなりますし、ワインや紅茶などの、歯に色がつきやすい食べ物や飲み物を好む人、タバコを吸う人などは、ホワイトニングしても、また歯に色がついてしまいます。
あまり知られていないかもしれませんが、ホワイトニングにもメンテナンスが必要です。一度白くしても、食生活によってだんだんと歯に色がついてきてしまいます。一般に、ホワイトニングをしてから半年くらい経つと、だんだんと色がつき始めます。そのまま何もメンテナンスをしないと、2年くらいで元の色に戻ってしまいます。
メンテナンスには、自宅でできるホームホワイトニングや、歯科医院での歯のクリーニング(PMTC)などがあります。定期的にケアをして、白い歯を保ってください。

ホワイトニングの注意点

ホワイトニングは、健康な方で、加齢、喫煙、飲み物や食べ物によって歯が汚れてしまったり、変色してしまった方に効果的です。
ただし、以下のような点にご注意ください。
むし歯がある場合には、ホワイトニングができません。先にむし歯治療を終えてから、ホワイトニングをします。
昔飲んだ薬などの化学的な原因でブルー系やグレー系に歯が変色している患者様は、色が薄くなりにくい場合があります。
ホワイトニングと同時に審美治療を希望される場合は、ホワイトニングを先に行って、2週間以上あけて歯の色が落ち着くのを待ってから、審美治療を受ける ことをおすすめします。(歯の色が落ち着く前に美容治療を行ってしまうと、後々歯の色が合わなくなってしまうことがあるためです。)
ポーセレンや合成物等の詰め物やかぶせ物に対しては、ホワイトニングの効果がありません。また、ホワイトニング以前に色合わせした詰め物やかぶせ物は、ホワイトニング後、より白くなったご自身の歯との色合わせが必要になる場合があります。
※患者様によっては、ホワイトニングをしている最中に歯が過敏になり、痛みを感じる場合があります。ホワイトニング中に施術を中断することもできますので、痛みを感じたらお知らせください。また、ホワイトニング後に痛みがある場合は痛み止め等処方いたしますので、お知らせください。

床矯正

床矯正とは?

「床矯正」は「しょうきょうせい」と読みます。
床というのは入れ歯のことで、床矯正は、入れ歯によく似た装置で矯正治療を行います。
床矯正の装置は、歯を移動させて歯並びを整える治療と、舌などのお口の機能を改善する治療の、二つの矯正治療を行なう目的で使われます。
歯並びが悪くなってしまうのには、4つの原因があるといわれています。
1.歯と歯列の位置の不調和
2.歯の大きさとあごの大きさの不調和
3.上下のあごの不調和
4.歯と歯の機能の不調和
患者さん本人やお父さんお母さんが、子どもの歯並びの悪さに気付かれるのは、大体6~7歳ごろです。この時期に、上下の前歯が重なって生えてくるからです。
最近の子どもはあごが小さくなったと言われますが、その影響で、並びきれない歯が重なってしまうのです。ですから、かたいものをよくかんであごを成長させるか、床装置であごのスペースを拡大すれば、歯がきれいに並ぶようになります。
6~7歳の段階であごが小さいことが分かったときにすぐに床矯正をしておけば、お子さんの負担も、親御さんの経済的な負担も軽くて済みます。「様子を見る」と言ってそのまま放置しておくと、9歳を過ぎたころになって犬歯の生えるスペースがなくなってしまい、複雑な歯列になってしまいます。そうなってからの治療は、当然負担が大きくなります。
子どもは、10代中ごろまでが成長期です。
この時期にあごの骨を正しく発育させ、正しい歯並びで歯を正しく機能させるようにしていかなくてはいけません。
一般に、矯正治療では歯を並べるスペースを作るために抜歯をすることがありますが、成長途中の子どもの場合は、歯に合うあごに成長させるか、治療であごを拡大すれば、大切な歯を抜かなくても歯を並べることができます。
単に歯がきれいに並べばいいという視点で治療をしたり、成長途中で抜歯してしまうと、あごの筋肉や口とその周りのバランスを崩す危険性があります。 床矯正は、あごを拡大する非常に合理的な治療です。歯を並べるためだけでなく、舌や口の周りの筋肉も正しく機能するように治療していきます。
(成人の矯正の場合は、顎関節症との兼ね合いで抜歯を選択することがあります。また、成人はあごの成長が終わっていますから、床矯正の方が負担が大きい場合には、抜歯をすることもあります。)

床矯正と、抜歯による矯正の比較

矯正スペースの作り方

床矯正

床矯正治療は、歯の重なりをなくすために最適なスペースを作ることができます。

抜歯による矯正

抜歯による矯正方法では、歯の重なりをなくすために必要なスペースを確実に作ることができますが、抜歯をしてあいたスペースと、歯の重なりをなくすために必要なスペースが、必ずしも一致しない場合があります。(スペースに余裕がありすぎたり、あと少しスペースが足りなかったり等…)

あごの成長

床矯正

4歳~10歳から矯正治療を開始すれば、あごや顔の成長を促すことができます。

抜歯による矯正

あごの成長が終わる前に抜歯矯正をしてしまうと、あごや顔の筋肉を成長させることが難しくなります。

取り外し

床矯正

床矯正装置は入れ歯に似た装置です。患者さんの都合によって、学校に行く間や写真撮影があるとき、発表会のときなど、好きなときに装置を取り外すことがで きます。反対に、取り外しができるために、床矯正装置をなくしてしまわないように気をつけていただくこと、1日12時間以上装着していただくことなどの協力が必要です。

抜歯による矯正

基本的に、ワイヤーを取り外すことはできません。

むし歯のなりやすさ

床矯正

床矯正装置は、歯を磨くときに取り外すことができるので、口の中を清潔に保ちやすいです。

抜歯による矯正

ワイヤー矯正は装置をつけたままなので、むし歯になりやすいと言えます。

インプラント

インプラントは、人工歯根とも呼ばれます。
入れ歯だと違和感がある、お食事がしづらいという方には、インプラントをおすすめしています。

従来の治療

歯が1本抜けた場合

歯が1本抜けた場合
周りの健康な歯を削ってブリッジにします。

歯が数本抜けた場合

歯が数本抜けた場合
入れ歯を固定するための針金が、見た目にも機能的にも不快です。

歯が全部抜けた場合

歯が全部抜けた場合
入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛かったりします。

インプラント

歯が1本抜けた場合

歯が1本抜けた場合
健康な歯をまったく削ることなく、歯のない部分にインプラントを入れます

歯が数本抜けた場合

歯が数本抜けた場合
針金付きの入れ歯ではなく、歯の無い部分に適切な数のインプラントを入れ、固定式の人工歯を取り付けます。

歯が全部抜けた場合

歯が全部抜けた場合
数本のインプラントを入れて、入れ歯の固定源となる維持装置を取り付けます。

入れ歯(義歯)治療

入れ歯を入れている患者さんの悩みの多くは、「入れ歯が痛い」「外れやすい」「ちゃんと噛めない」というものです。
抜けてしまった歯を補うために入れ歯を入れているのに、歯として機能していないのは大きな問題です。体のどこかにいつも違和感や痛みがある状態というの は、本人が自覚している以上にストレスになっています。ましてや、毎日の楽しみであるはずの食事がおいしく食べられないというのは、本当につらいことだと思います。
入れ歯を入れてから、なんだかイライラするようになったり、笑わなくなった…という話をよく聞きます。「入れ歯は、痛くて外れやすくてちゃんと噛めないのが当たり前」ではありません。きちんと原因を取り除いて、快適な生活を取り戻してほしいと願っています。

部分入れ歯

数本の歯が抜けてしまったときに、残っている歯に「クラスプ」という金属のバネを引っかけて、歯を補う方法が保険治療の部分入れ歯です。歯は左右から揺さぶられる力に弱いので、バネを引っかけられている歯にかかる負担が大きくなり、その歯もいずれ抜けやすくなってしまいます。
歯が抜けてしまえば、また新たに部分入れ歯を作り直さなくてはいけませんし、年をとるに従ってあごの骨がやせてきますから、定期的に調整していく必要もあります。引っかける歯がなくなってしまえば、総入れ歯になってしまいます。
また、保険の部分入れ歯は噛む能力が天然の歯の30%程度と言われ、食事を以前のように楽しめないとおっしゃる患者さん、金属のバネがかなり目立ちますので、その点を嫌がる患者さんも多くいらっしゃいます。
保険の部分入れ歯よりはしっかり噛める保険外(自費)の部分入れ歯や、クラスプの部分が目立たない保険外(自費)の部分入れ歯もあります。しかし、 歯科医として「今ある歯をいかに残すか」という点で考えると、抜けてしまった歯を単体で補えるインプラントの方が、患者さんの精神的な負担が軽く済み、長く快適に生活できるのではないかと思います。

総入れ歯

歯がとうとう一本もなくなってしまったら、総入れ歯を入れることになります。保険治療の場合は、プラスチック製の総入れ歯しかありませんが、保険外 (自費)の総入れ歯にはいろいろなタイプがあります。あごの骨の状態が良ければ、インプラント治療や、インプラント義歯(入れ歯)治療ができる場合もあります。
保険のプラスチック製の入れ歯は、違和感が強かったり、しゃべりにくい、食べにくい、外れやすいと言われています。噛む能力は天然の歯の20%くらいで、かたいものはほとんど食べられないという方が多いです。

見た目の美しさ

噛むという、歯本来の機能の他に、見た目の美しさにもこだわる患者さんが最近では増えてきました。きちんと噛めて、見た目もきれいでいようとする患者さんは、確かに心身ともに若い印象があります。
入れ歯が気になって笑えない、友達と旅行や食事に行くのがおっくう、いつも違和感があってつらい――など、人には言いづらい悩みをあなたも抱えているかもしれません。
保険の治療では限界がありますが、保険外(自費)の治療であれば、機能性が高く、見た目も自然できれいな入れ歯を作ることができます。

残った歯を守るために

入れ歯を入れることになった今、残った歯や歯ぐきをどう守るかが大切です。
歯が抜けてしまったのには、必ず原因があります。抜けてしまった歯のところに入れ歯を入れてそれで終わり、ではなく、歯が抜けた原因を見つけて、それを解消しましょう。そうでないと、また歯が抜けてしまったり、歯ぐきや骨の状態が悪くなって、将来もっと苦労することになってしまいます。
原因を取り除いた後は、きちんとメンテナンスをして定期検診を受けて、口の中を清潔な状態に保ってください。抜けてしまった歯を教訓に、もう歯が抜けてしまうことがないように、歯ぐきや骨をできるだけ健康に保つように、一緒に努力していきましょう。
私があなたのためにできるのは、歯科治療を通して健康なお口の環境を作り上げることです。あなたの努力と私の歯科治療によって、あなたが何かを我慢したりあきらめたりすることなく、快適で楽しい生活が送れる用に願っています。

顎関節症治療

顎関節症の症状

このような症状があったら、顎関節症かもしれません。
口が大きく開けられない
口を開けたり閉じたりするとき、あごの付け根から音が鳴る
アゴが痛い
噛み合わせに違和感がある
口をスムーズに閉じることができない
口をまっすぐ開けたり閉じたりできない

顎関節症の原因

歯並びが悪かったり、親知らずに問題があったり、自分の歯の形やあごの動きに合わない詰め物やかぶせ物を入れていたりすると、かみ合わせが悪くなってしまうことがあります。かみ合わせが悪いままでいると、あごの骨や筋肉にとって無理のある、不自然な状態で食べ物をかむことになってしまい、あごの関節やあごを動かす筋肉に負担がかかります。その結果、筋肉が疲労して様々な症状が現れます。
上記に挙げた症状の他、肩こりや頭痛、めまいや耳鳴りといった、一見歯やあごとは関係のなさそうな症状が出ることもあります。

顎関節症の治療

顎関節症の治療には、
スプリントというマウスピースを入れる方法
詰め物やかぶせ物を修正する方法
歯並びを矯正する方
歯のかみ合わせを調整する方法
など、様々な方法があります。
患者さんの歯の状態と症状を総合的に診断して治療方法を考えていきます。気になる症状がある方は、遠慮なくご相談ください。

アマルガム除去

20年くらい前まで、小さなむし歯を削った後の詰め物に、「アマルガム」という保険の金属がよく使われていました。
このアマルガムという金属は、水銀(3%以下)を含んでいます。(水銀の他には、銀、スズ、銅、少量の亜鉛を含んでいます。)
保険で認められた金属だから、水銀が含まれていても大丈夫なのでは?と思われるかもしれませんが、金属は長い年月をかけて劣化していきます。ましてや、口の中は常に高温多湿な、金属にとって過酷な環境です。熱い飲み物などでも(ほんの少しずつですが)溶けてしまうことがありますし、長年のうちにアマルガムも腐食し、溶け出た成分が体に吸収、蓄積していくといわれています。

明るい部屋で、鏡を使って口の中を見てみてください。
昔むし歯治療をしたところに、黒ずんだ小さな詰め物があったら、それはアマルガムかもしれません。
水銀は、不定愁訴を引き起こすとも言われています。水銀が胎児や母乳に影響を与える可能性があることから、イギリスの厚生省やスウェーデンでは、妊婦にアマルガムの詰め物をしないように警告しています。
アマルガムは固まりやすくて溶けやすい金属のため、以前は歯科治療でもよく使われていましたが、最近ではアマルガムが含む水銀の危険性を考慮して、だんだんと使われなくなってきています。
アマルガムは形が変わりやすいので、詰めてから年月が経ったアマルガムは、その境目からむし歯が再発することがよくあります。
当院では、むし歯を削った後の詰め物に、リスクの高いアマルガムを使わないことはもちろんですが、劣化して腐食しているアマルガムの除去も積極的に行なっています。
気になる方は、一度ご相談ください。

トリートメントケア

トリートメントケアとは

皆さん、ふと自分の笑った顔をみると、前歯が黄ばんできたなぁ・・・
タバコを吸っているからヤニがついてしまったのかなぁ・・・と、ため息をついた経験はないでしょうか?

歯の着色は日常生活で着色物(コーヒー、紅茶、カレーなど)や、タバコなどの嗜好品を摂取することによって起こります。しかし、できれば着色のないツルツルした歯の方が、見た目も良いですし、ウキウキ明るい気持ちになれますよね。
そこでアリス歯科クリニックでは、そのような悩みを持った方々にお勧めのトリートメントケアを行っております。

Q1.トリートメントケアとはなんですか?

トリートメントケアとは、歯の質と同じ成分が含まれている専用ペーストで歯の表面を磨いてあげることによって凹凸のないツルツルピカピカの状態に仕上げます。

Q2.トリートメントケアをすると着色しないの?

着色物やタバコの摂取頻度、歯磨きの状態によっても左右されますが、トリートメントケアをした前に比べると着色しにくくなり、もし着色しても、着色する量が減ります。
着色しにくくする歯磨き粉も併用してあげると、より効果があるでしょう。

Q3.どうして着色しにくくなるの?

歯が着色してしまうのは、歯の表面に見えない小さなキズがついているからです。
歯はとても繊細なので、日常生活での歯磨きやお食事の時にもキズがついてしまいます。
トリートメントケアで、使用するペーストは、歯と同じ成分の『ハイドロキシアパタイト』という小さな粒子が含まれており、この粒子が、デコボコしたキズを埋め込んで、滑らかにすることができ、着色しにくくなるのです。

Q4.トリートメントケアは痛みはありますか?

やわらかいカップでくるくるとペーストを歯に擦り込むので全く痛みはないですし、逆に心地よくウトウトしてしまう人もいらしゃいます。

Q5.着色がつきにくくなる以外に何か効果はありますか?

歯の表面をツルツルに仕上げますので着色だけでなく歯垢の付着も少なくなり、歯磨きが楽になります。
歯垢が原因で起こる虫歯や歯周病の予防にとても良いです。

Q6.一回の施術料金はどれくらいですか?

2,400円(税込)より行っております。
個人差はありますが、半年に一回は、PMTC+トリートメントケア(4,900円税込)をするとよりトリートメントの効果が高まります。
※トリートメントケアは、歯に着色をつきにくくする為に行うもので、歯自体の色を白くするものではありません。本格的に白くされたいのであれば、ホワイトニングをお勧めしますので、ご相談下さい。

歯が1本抜けた場合

歯が1本抜けた場合
トリートメントケア前

歯が数本抜けた場合

歯が数本抜けた場合
トリートメントケア直後

歯が全部抜けた場合

歯が全部抜けた場合
トリートメントケア1ヶ月

写真提供 株式会社オーラルケア

歯肉マッサージ

歯や歯ぐきを健康に保つために・・・

歯肉マッサージをご存知ですか??

美容院では、シャンプーやトリートメントの後に肩などをマッサージするサービスがあります。
アリス歯科クリニックでは、トリートメントケア後に、専用ジェルを使用し、歯肉マッサージを行なっております。

歯肉マッサージの効果

【リラクゼーション】
歯肉に触れ、頬の粘膜をほぐすことで気持ちいいと感じ、リラックスすることができます。

【歯肉の免疫力がアップする】
マッサージにより歯肉の血液の循環が良くなり、免疫力が高まります。
特に喫煙している方は、血行が悪くなっているので注意が必要です。

【唾液の分泌を促す】
マッサージで唾液腺を刺激し、それにより唾液が出やすくなります。
お口が乾燥気味の方にオススメです。

歯肉マッサージの効果
歯肉マッサージの効果